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異種金属の叩き込みによる嵌込象嵌 (はめこみぞうがん)
美しくありたいという心は、装飾したい欲求となり、この仕事のことを工芸では「加飾」と呼んでいます。美しくない飾りであれば、ない方が好ましいと、僕はめったに加飾をすることがありませんが、違う金属の色を組み合わせた飾りを着けたくなったのは、「飾る」が今年のテーマだという意識があったのかも知れません。一分の隙間のない鑢(やすり)による削り合わせと、狙ったところに、槌を寸分狂わず叩き込む修練が不可欠ですが、それ以上に感性やセンスが要求されるこの仕事は、失敗すると、物理的な機能を持たない、全く無意味で野暮なかざりとなります。木では出来ない手法の、テーバ穴への両面からくりは、魅力的。盆栽の台を作った頃から、少しこの仕事に自信がつき始め、夢中でときどきたたいています。
06.6.11
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