| 伏せた帽子のような形を打ち出すのには鉄パイプを使った。内ズミがきりっと整い、平らな銅板が手跡を残して、静寂の中の鎚音に従い、みるみると生き生きとした曲線に生まれ変わっていく。
黒錆で仕上げたスタンド部分には、そのころ覚えた真鍮に銀を溶かして被せるリングを着けて手掛かりとした。 年月を重ね、侘びさびた鉄の黒色と、銀の輝きが対照していて美しい。
煙草を消すのにかかせない凸凹をデザインするのはむずかしい。
お気に入りの渦巻きのかたちを、銅線でつくり銀で溶着して、赤い銅と銀のコラボレーションを楽しんだ。
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